王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。




出てくるのはやっぱり無難に財布とか時計とかアクセサリーとか。


高価なものもあれば、お手頃な値段なものも。


でも芭瑠くんが身につけるなら、やっぱり安いものとかは抵抗あるしなぁ。


隣にいる芭瑠くんをジーッと見ていると、バチっと目が合った。


「……どーしたの?」

「えっ、あっ、ううん。なんでもないよ」


不思議そうな顔をしてる。

あっ、そうだ。自然な感じでこれどうかなみたいに提案して反応を見てみようかな。


「芭瑠くん、これとかどう思う?」


スマホを渡して見てもらう。
でもいまいち反応がないし、しかもびっくりしたのが


「芙結はこれが欲しいの?」

「えっ!?」


なぜかわたしが欲しいと勘違いされてしまった。
いや、これメンズのものなのに!


「欲しいなら買ってあげようか?」

「違うよ違う!!欲しくないです!」


この作戦は失敗……。