王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。




お母さんには遅くなるって連絡したけど、ちょっと遅くなりすぎているような……。


「あの、芭瑠くんわたしもう帰らないと」

「……は?」


「お母さんには遅くなるって連絡はしてるんだけど。でもこれ以上遅くなっちゃうのは……」


「いや、今まですごく甘い雰囲気だったのにいきなりぶち壊してどうしたの?」


ぶ、ぶち壊してって。
どうやら今のわたしの"帰る"発言が気に入らない…というか、まさか言うとは思っていなかったっぽい。


「やっ、だから……その、前まではここに住んでたけど、今は家に帰っちゃってるし……。だから今日はいったん帰ったほうがいいかなと」


「離れないって言ったのに」


「それは、そのまた意味が違うというか……っ!」


「じゃあ、いつここに戻ってきてくれるの?」

「も、戻ってきてもいい…の?」


「当たり前じゃん。ってか、戻ってきてくれないと僕が無理なんだけど」