王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。




どうやら粘ったら折れてくれたみたい。
とは言いつつも、心配なので様子は見てあげたいなって思う。


「無理しちゃダメ、だからね?」


「あ、それか、いっそのことぜんぶ放り投げて芙結だけを見てるのもいいかもね」


「それは……ダメだよ。お父さんと約束したんでしょ?守らなかったらそばにいれなくなっちゃうよ」


「そばにいられなくなるの嫌?」

「や、やだよ……っ」


「芙結から離れたくせに?」

「うぅ、ごめんなさい…」


時々出てくるイジワル芭瑠くん。
クスクス笑いながら、ぜったい面白がってるよ。


「もう離すつもりないから覚悟してほしいね」

「離れるつもりない…もん」


「可愛いこと言うね。じゃあ、今日の夜からもう離してあげないよ」


今日の夜……。
そういえば今いったい何時なんだろう。


学校終わったのが夕方の6時で。
それでそのまま柏葉さんにここに連れてこられて。