「倒れたら看病してくれる?」
「す、するけど…。でも倒れちゃダメ!」
「芙結に看病されたいから倒れたいなあ」
「そんな不吉なこと言っちゃダメです!」
プイッと顔を横に向けて、抱きしめてくる芭瑠くんを押し返す。
「離れるの?」
「だって芭瑠くん言うこと聞いてくれないから」
本当に本当に心配で
これ以上無理しないって約束してほしい。
……わがままかもしれないけど安心したいのもある。
芭瑠くん自身の言葉で、「わかったよ。もう無理しないって約束する」って言ってほしい。
「そんなに心配?僕意外とタフなんだけど」
「タフな人は倒れません」
「ほんと心配性だね。そんなところも可愛いけど」
「誤魔化しちゃダメだよ」
やっぱり大変だから約束はできないのかな。
きっと芭瑠くんは守れない約束はしない人だから。
「……わかったわかった。
芙結がそこまで言うならちゃんと制限かけることにする」

