今日、御堂くんと話したばかりで正直今もまだ気持ちの整理は全くついていない。 だから、そんな状態で会っても意味ない……から。 「……ごめんなさい、会いたくない」 わたしって本当に弱くて逃げてばかり。 自分のことしか考えてない。 「そう。じゃあ、断ってくるわね?」 「……うん」 お母さんは怒ることもなく、優しい声でそう言うと、部屋の扉をそっと閉めた。 ベッドのそばにある窓。 カーテンを少しだけ開けて、外を見てみれば暗くてもわかる。 ……柏葉さんの車が走り去っていくのが見えた。