王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。




「俺もなんだかんだ芭瑠とは付き合い長いからさー。結構無茶してるときもあるけど、誰が忠告しても聞かなくて。

んで、気づいたときにはバタッと倒れて病院」


さらに御堂くんは話し続ける。


「まあ、アイツもアイツなりにいろんなこと抱えてるのかなーとは思うけど。

将来のために今やることやっとかないとって感じだからね」


また、住む世界が違うって突きつけられたような気がした。

芭瑠くんの将来にはいったいどんなことが待っていて、その未来にわたしがいるのか、必要なのかすらもわからない。


「決められた将来があるって、いいように見えて実際はつらいことだらけなのかもね」

「決められた将来って……?」


「んー、まあ簡単に言うと芭瑠は今父親がやってる会社の後継者だから。

やりたいこととかぜんぶ捨てて、その道を選ぶしか手段がないってことかなー」