「あー、芭瑠のやつ倒れちゃったのか」
今すべて御堂くんに話し終えたところ。
授業が始まる前だったので、急きょ教室を抜け出して人がいない屋上へ。
授業は間に合うわけなくサボってしまった。
「倒れたって聞いて、わたしどうしたらいいかわかんなくて……っ」
今だって、わたしがこんなことしてる間も芭瑠くんは病院にいるっていうのに……何もしてあげられない。
「大丈夫だよ芙結ちゃん。アイツ……芭瑠は昔から強いやつだから」
「でも……っ」
「それに倒れたのは今回が初めてじゃないからなー、俺が知る限り。
アイツ無理しすぎてるのに自分じゃ気づかないの。目の前のことに夢中になりすぎて」
初めてじゃないって……。
芭瑠くんはいつもそんな無茶ばかりしているの……?
焦って心配するわたしとは対照的に御堂くんは落ち着いているように感じる。

