王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。




芭瑠くんは少しびっくりした顔をしたけど、すぐに余裕さを含んだ笑みを浮かべながら。


「……もっとしてくれるの?」

「芭瑠くんが、ほしい……なら」


もうぜったい今日のわたしは変だ。
いつもなら言えないことが、スラスラ出てきてしまう。


それがどれだけ大胆なことを言っているのか、頭では理解しているはずなのに止められない。


「……大胆すぎて理性死にそう」

「こういう子は……嫌い?」


「まさか。むしろ大胆なほうがすき」


またこの言葉が、さらにわたしから恥ずかしいという感情を奪っていく。


わたしの流れるサイドの髪にそっと手を伸ばして、指を絡めて遊んでる。

上から見下ろすと、今度はその指が唇に触れてきた。


「……で、キスまだ?」


早くしてよって、誘うような瞳で見てくるから。

顔をゆっくり近づけてお互いの唇が重なるまで数センチ。


至近距離で絡む熱い視線

甘い吐息

触れる熱


ぜんぶ引き込まれていく━━━━━。