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学校が終わりお屋敷に帰ってきた。
学校帰り芭瑠くんはお父さんの会社に行って、帰ってきてから疲れたみたいで今ベッドで眠っている。
夏休みが明けて、学校もあるので毎日疲れている芭瑠くんを見ているだけで何もしてあげられないのが心苦しい。
わたしがしてあげられることって何もないに等しいんだな……って。
晩ごはんも食べずに眠っていて、気づけば夜の9時を過ぎていた。
わたしがお風呂から出てきてもまだ寝てる。
起こさないように、芭瑠くんが眠るベッドにゆっくり近づく。
スヤスヤと眠る綺麗な顔。
寝てるときくらい多少崩れてもおかしくないのに、とても綺麗。
ただ目を閉じて眠る姿だけでもドキッとする。
この寝顔を見られるのは、わたしだけ。
そう考えたら特別なんだって気がして勝手に嬉しくなる単純さ。
まつげ長いし、肌きれい。
おまけに髪もサラサラで。

