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「ん……?」
まだはっきりしない意識の中、甘い匂いに包まれて、自分以外の体温を感じる。
……ベッドの柔らかい感触。
まぶたが重たい。
でも今そばに誰がいるのか確認したい。
「……おはよ、芙結」
目を開けてみたら、かなりの近さで芭瑠くんの顔があった。
しかも、おはよって。
あれ…いま朝なの?
部屋の中は電気はついていないものの、外の日差しのおかげで明るい。
たしか昨日の夜、体調悪くなって急遽ホテルの部屋を借りてもらって……。
そのあとお風呂入って……。
あっ……それで
勢いのまま告白しちゃった……んだ。
そしたら芭瑠くんも同じ気持ちでいてくれて、お互いの気持ちをはっきり確認できたことに安心したから…。
「昨日のこと覚えてる?すきって伝えてくれたあと芙結そのまま僕の腕の中で意識手放したんだよ?」
「えっ……」

