ゴクッと飲み込んで、味に違和感を覚えたけど、気にせずにもう一口って飲んで失敗。


まさかアルコールが入っているなんて気づくことなく。

時間がしばらくして、顔が火照ってきておまけに気分が異常なくらい高揚して。

頭クラクラ、足元フラフラ。


おまけに気分が悪くなり、倒れかける始末。


あわてて芭瑠くんが来てくれて、わたしの様子を見てとても帰れそうにないと判断して、急遽この会場のホテルの一室を取ってくれた。


なので、今その部屋まで芭瑠くんがお姫様抱っこで連れて行ってくれているところ。


しばらく夜風にあたったおかげか、少しよくなったけどまだ気持ちが悪い。


「とりあえず部屋のベッドで休むといいよ」

カードキーを使って部屋を開け、奥にあるベッドに下ろされた。


「あとお水か何か飲む?」

「ん、あ……ありがとう」