「熱い……かな」
「いつもよりだいぶ熱い気がする」
いつもって、芭瑠くんはわたしの微妙な変化でもこんなふうに気づいてくれるなんて。
「どうして、わかるの……?」
「そりゃ、毎晩抱きしめて寝てる身体だから」
おでこにスッと芭瑠くんの冷たい手が当てられて、ひんやりして気持ちいい。
「芙結の変化ならすぐわかるよ」
その直後、唇に軽くチュッとキスをされた。
「……唇まで熱いね」
「ん……っ、はるくんの唇、冷たくて気持ちいい」
熱が上がってきてるせいか、思考が麻痺して思ったことを口にしてしまう。
「……んじゃ、もっとする?」
「する……」
もっと芭瑠くんをそばに感じたくて、冗談まじりの誘いに乗ってみる。
「……って、そこは断んなきゃダメ」
「ぅ……」
どうやら本気ではないみたいで、ダメって言われちゃった。

