王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。




部屋を暗くして、早めにベッドで寝ようとするけどなんだか眠れない。

頭がガンガン痛むし、喉も少し痛いし、くしゃみは止まらないし。


それに、1人で眠るベッドはすごく広く感じてさびしい。


いつもは当たり前のように芭瑠くんが抱きしめて寝てくれるのに。


まだ、何かやってるのかな、忙しいのかな。
邪魔しちゃいけないから、わがまま言っちゃダメって自分に言い聞かせる。


ギュッと目をつぶって、早く意識を飛ばしたいのに芭瑠くんがそばにいないだけで、こんなに眠れないなんて。


目を擦って、枕元に置いてあるスマホで時間を確認しようとしたとき。


寝室の扉がゆっくり、ガチャリと開く音がした。


「はる……くん?」

ボソッと呼んだけど、静かすぎるこの空間には充分なくらいの声の大きさだった。


「……あれ、まだ起きてたの?」

声を聞いたらやっぱり芭瑠くんだ。