「あっ、でも可愛い姿は僕だけの前にしてくれないとダメだよ?」
「そ、そういう問題じゃなくて……!」
「じゃあどういう問題?」
「いつもわたしばっかりしてもらって悪いっていうか……。お返しもできないし」
すると芭瑠くんは考える仕草を取ったかと思えば、片方の口角を上げてニッと笑った。
「……それじゃ、僕にもご褒美くれる?」
「ご、ほうび……?」
混乱してる間に、芭瑠くんがわたしの身体を簡単に持ち上げられて。
「えっ、ちょっ……」
「お返しは芙結でもらおうかな」
「えぇ……っ」
そのまま芭瑠くんが座る上に身体を下ろされしまったので、これじゃわたしが芭瑠くんに襲いかかってるみたいに見えちゃう。
「僕も最近いろいろ頑張ったんだけどな」
クスッと笑って、横に流れる髪をすくいあげるように耳にかけてくる。

