(………………はぁ。問題だらけだな) 天井の壁を見つめ、何度目かのため息をつく。 「ルークス」 「はい」 「侍女長をここへ呼べ」 「……………かしこまりました」 ルークスは何か言いたげな目をしていたが、何も言わずに部屋から立ち去った。