「……まさかっ!!!」 皇帝陛下が何かに気づいたのか、酷く焦り始める。 先程までの威勢はどこへやら。 「お、追い返せ!!今は忙しいと…ここには立ち入れさせるな!」 皇帝陛下は前に跪く騎士に大声で命じるが、既に遅かった様だ。 ___コツ……コツ……コツ………………………。 足音が止まる。 その場にいた皆が、現れたその人物へ視線を向ける。 「面白い事をやっているな。スレンストの皇帝よ」 その人物は冷めた笑みを口元に浮かべ、皇帝陛下の前に姿を現したのだった。