神々の宴…

10月18日ー。
VIP専用の出入り口に、ににぎは居た。
16時45分ー。
専用出入り口が開き、あんが、待っていた。
「いらっしゃいませ。
ようこそ。
ににぎ様、こちらの札をお持ち下さい。」
ににぎは、札を受け取り、中に入った。
中に入ったら、えまが待っていた。
「いらっしゃいませ。
ようこそ。
お席に、ご案内します。」
ににぎは、えまについて行った。
えまが案内したのは、桜のろの間だった。
「お飲み物は、いかが致しましょう?」
「シャーリーテンプル。」
「かしこまりました。」
えまは、一礼して、部屋を出た。
飲み物を持って来たのは、サクヤだった。
「いらっしゃいませ。
お待たせ致しました。」
「サクヤ!!」
「お待ちしておりました。」
サクヤは、微笑んだ。
「あっ、小野寺が、「素晴らしい接客で、感動したし、気持ちのいい、話し合いになった。」て。」
「有り難きお言葉ですね。
モチベーションが上がります。」
サクヤは、「ふふふ…。」と笑った。
そこに、えまが来た。
「店長。
業務連絡です。」
「何?」
「すさのお様、ほあかり様、つくよみ様、おしほみみ様が、ご来店されました。
皆様、ご一緒のお部屋にございます。」
「えっ…。
ににぎ様の事バレた…?」
「そこは、まだ、分かりませんが…。
ざくろの間のいに、お通ししております。」
「あんなら、大丈夫かな…。
この状況を、なんとかしてくれるでしょ。
あんに、「何かあれば、あたしに言うように。」って、伝えておいて。」
「分かりました。」
えまは、一礼して、部屋を出た。
「俺の事、バレた…?」
「まだ、分かりません。」
そんな話しをしていると、あんから連絡が入った。
「店長。
誰にも、バレてません。
大丈夫です。」
「本当?
ありがとう。
何か変化があれば、教えてくれる?」
「分かりました。」
サクヤは、バレてないことを、ににぎに伝えた。
「良かったぁ…。
親父達に知られたら、面倒だからな…。」
「はい。」
「サクヤ…。
俺達のの関係なんだけど…。」
「はい。」
「俺は、サクヤのことが好きだし、付き合いたいと思ってる…。
サクヤは、どう思ってる?
俺のこと…、どう思ってる…?」
「お分かりになりませんか?
あたしが、ににぎ様をどう思っているのか…。」
「そ…、それは…。」
「何もなければ、このお部屋に、毎回、お通し致しません。
政界の方々と、ご一緒の扱いも致しません。
ここまで言えば、お分かりいただけますか?
あたしの気持ち…。」
「じゃあ…、付き合ってくれる…?
俺の彼女になってくれる?」
「はい。
ですが…。」
「何?」
「あたしと付き合うと言う事は、色んな人から、妬まれると思いますが…。」
「それは、俺も同じだから…。
俺の客にバレたら…。
だけど、そんな奴から守って見せる!!」
「あたしも、ににぎ様をお守り致します。
だから、彼女になっても、いいですか?」
「勿論!!
サクヤ。
俺と付き合って?」
「はい。」
「お互い、支え合おう。」
「はい。」
こうして、あたし達は、付き合う事になった。
「会うのは、ここ(桜)が、メインになるかな?」
「そうなりますね…。
仕事終わったら、ににぎ様のBARに行きましょうか?
そうすれば、長く一緒に居られますけど…。
どうします?」
「ダメダメ!!
絶対、ダメ!!
サクヤは、出禁!!」
凄い勢いだったので、二度と行かないことが決まった。
閉店間際ー。
先に、ににぎを、お見送りをし、つくよみ達を見送った。