10月14日ー。
居酒屋 桜ー。
サクヤは、桜で、幹部ミーティングの準備をしていた。
「(後は、お茶とお茶菓子……。)
(お茶菓子は、この色んなのが入ってるのにしよー。)」
幹部は、サクヤを入れて8人。
サクヤ以外は、男性。
13時25分ー。
幹部が、全員揃った。
幹部は、それぞれ、自分の席に座った。
みんなが、集まったところで、サクヤが、発言した。
「みんな、集まったわね?
これから、幹部ミーティングを始めます。
桜も、開店して、半年が経とうとしております。
お客様のご要望も、増えてきましたので、今日のテーマは、お祝いです。
バースデーを始め、百日の節句、ウエディング、プロポーズなどの、お祝いごとをして頂けないかとの問い合わせが、多くなってきました。
あたしとしては、出来る限り、要望にお応えしたいと思っております。」
経理担当のはるかが、発言した。
「まずは、何から決めましょうか?」
「バースデーについて、話しましょう。」
経理担当のあかねが、発言した。
「そろそろ、バースデーのことを考える時期だと思いまして、二つのプランを準備させて頂きました。
まずは、一つ目のプランです。」
そう言って、あかねは、一人ずつに、メニュー表を配った。
「初めに申しますと、これは、料理長のゆうまと、考えたメニューになります。」
各自、あかねの配った、メニュー表に目を通した。
「ご覧頂いているように、おひとり様、3500巾で、サラダ、刺し身、ステーキ、ご飯、デザートの5品とバースデーケーキとなっております。
こちらのコースは、前日までの予約制とさせて頂きます。
そして、もう一つのプランがこちらです。」
あかねは、もう一つのプランのメニュー表を配った。
「こちらに関しては、無料でのバースデーケーキをご提供となります。
当日が、誕生日だった方限定で、誕生日を証明出来るものをご提示して頂くと、無料で、バースデーケーキをプレゼントとなります。」
サクヤは、二つをじっくりと見た。
「無料での提供の方ですが、これは、経理的にも、大丈夫な案件ですか?」
「はい。
3500巾のプランのケーキとは、全く、別物になりますので、料金的にも利益はあります。」
「なるほど……。
まず、3500巾の方から、どんなケーキになるのか、説明してもらえますか?」
「はい。
こちらは、普通のバースデーケーキになります。サイズといたしましては、5号ほどを考えての、料金設定になっております。」
「なるほど。
無料のケーキは?」
「無料での提供になりますので、パンケーキに生クリームとフルーツを乗せたものになります。
勿論、どちらにも、ロウソクは、ご用意させて頂きます。」
「利益として、無理がないのなら、この二つのプランを採用しようと思いますが、みなさん、いかがでしょうか?」
悩む、幹部……。
そんな中、はるかが、発言した。
「当日は、お食事券をお配りするのは、いかがでしょう?」
それに、あかねが答えた。
「お食事券だと、不正に何度もお受け取りされる方がいらっしゃるのでは?
そうなってしまっては、利益が……。」
「一度、配布させて頂いたお客様には、お名前とご連絡先をご記入頂いた上に、誕生日の証明出来るものをご提示して頂く。
そうすれば、二度、配布することはないと思います。」
あかねは、納得した。
「そうですね……。
次回も、ご利用頂いてるとなると、お食事券の方が、いいかもしれませんね……。」
あかねの納得に、サクヤが、発言した。
「でも、お食事券だと、お祝い感が出ないのでは?
お誕生日は、一日しかありません。
お祝い感を出すには、お食事券より、ケーキの方が、お祝い感出ると思いますが……。
それに、お食事券だと、誕生日当日でなくても、お渡し出来ますよね?」
「確かに、お食事券だと、そうなってしまいますね……。」
「今の利益的な話をすると、次も、ご来店頂いてるように、お食事券をお出ししないといけないほどに、利益はないのでしょうか?」
「連日大盛況なので、それは、有り得ません。」
「でしたら、あたしは、ケーキを推したいですね……。」
「では、店長の意見の二つのプランで、やってみますか?
もし、利用者が、少なければ、お食事券にすればいいと、私は思います。」
と、はるかが言った。
「では、そうしましょう。」
サクヤのこの言葉で、バースデーは、二つのプランが、出来上がった。
「次に、祝い膳について。
こちらは、まず、百日から話し合いましょう。
まずは、予約についてですが、5日前までには、予約を頂くということにしようと思います。
他に、ご意見は?」
サクヤに言われて、れんやが、立ち、発言。
「百日の祝い膳についてですが……。
百日の祝い膳として、料金設定して頂けば、それに応じた、料理をお出ししようと思っているのですが、経理的には、いかがでしょう?」
これに、はるかが、応えた。
「そうですね……。
例えばですが、1500巾、2000巾、2500巾と料金設定したら、料理内容が、決まるといった、方法ですか?」
「そうですね。
そうして頂くと、料理内容が、決めやすくなります。」
ここで、サクヤが発言。
「あまりにも、料金設定により、料理内容が変化してしまうのは、いかがなものでしょう?」
これに、はるかが、発言。
「ですが、似たような料理内容にしてしまうと、利益が出ません。
ここは、料理内容を変えて、高めの料金を召し上がって頂くのが懸命かと……。」
「うーん……。
そうですね……。
最近は、若いご夫婦が、増えているので、あまり、負担のない料金設定には、出来ますか?」
「1500巾ほどなら、若いご夫婦でも、出せるのでは?と考えております。」
「なるほど。」
「なので、料金設定といたしましては、主役の料金を3000巾、4000巾、5000巾にしたいと思います。
お連れ様の料金は、1500巾のみ。
5000巾のコースは、若いご夫婦にとは、考えておりません。
ご夫婦の上……、ご祖父母様を狙いとして、考えております。
料理長のお二方、出来ますでしょうか?」
れんやが、応えた。
「可能です。
料理内容については、次回のミーティングにて、発表させて頂きます。」
全員が納得した所で、サクヤが、発言。
「次は、一歳の祝い膳についてです。
お餅の用意も、こちらでしようと思っているのですが、料金設定的には、いかがでしょう?」
料理長れんやが、応える。
「プランにより、有り無しを決めたいのですが……。」
「なるほど。
いくらまでなら、お餅は付けれますか?」
「そうですね……。
2000巾といったとこでしょうか……。」
「では、一歳の祝い膳は、2000巾からの設定にしましょう。
お餅を持って来られるのは、大変でしょうから……。」
料理長のれんやが、応える。
「では、料理内容と料金は、百日と同じということで。」
次に話し合ったのは、七五三。
こちらも、料理内容と料金は、百日と同じになった。
「お子様については、以上でよろしいでしょうか?」
全員が、返事した。
「では、次。
プロポーズについてです。」
経理のはるかと料理長のれんやが、応える。
「これに関しましては、プロポーズされるご本人を交えて、料金設定と料理内容、プロポーズの場所を考えてたいと思っているのですが……。
店長は、どのように?」
「そうですね……。
一生に一度のことなので、それがいいかもしれませんね。
ご納得頂いた上での、本番ということで。
こちらの予約は、5日前までと言うことでよろしいですか?」
全員が、返事した。
同じように、ウエディングについても、当人同士とサクヤとれんやとはるかで、話し合いをすることにした。
「では、本日は、これまでということで。
みなさん、お疲れ様でした。」
ミーティングが、終わったのは、とっくに、日が落ちた、夜だった。
「(毎回、ミーティングになると、このくらいの時間になっちゃうわね……。)
(今日は、早く寝よー……。)」
疲れ果てて帰る、あたし。
「(幹部のみんなも、疲れただろうなぁ……。)」
そう思いながら、帰宅した。
居酒屋 桜ー。
サクヤは、桜で、幹部ミーティングの準備をしていた。
「(後は、お茶とお茶菓子……。)
(お茶菓子は、この色んなのが入ってるのにしよー。)」
幹部は、サクヤを入れて8人。
サクヤ以外は、男性。
13時25分ー。
幹部が、全員揃った。
幹部は、それぞれ、自分の席に座った。
みんなが、集まったところで、サクヤが、発言した。
「みんな、集まったわね?
これから、幹部ミーティングを始めます。
桜も、開店して、半年が経とうとしております。
お客様のご要望も、増えてきましたので、今日のテーマは、お祝いです。
バースデーを始め、百日の節句、ウエディング、プロポーズなどの、お祝いごとをして頂けないかとの問い合わせが、多くなってきました。
あたしとしては、出来る限り、要望にお応えしたいと思っております。」
経理担当のはるかが、発言した。
「まずは、何から決めましょうか?」
「バースデーについて、話しましょう。」
経理担当のあかねが、発言した。
「そろそろ、バースデーのことを考える時期だと思いまして、二つのプランを準備させて頂きました。
まずは、一つ目のプランです。」
そう言って、あかねは、一人ずつに、メニュー表を配った。
「初めに申しますと、これは、料理長のゆうまと、考えたメニューになります。」
各自、あかねの配った、メニュー表に目を通した。
「ご覧頂いているように、おひとり様、3500巾で、サラダ、刺し身、ステーキ、ご飯、デザートの5品とバースデーケーキとなっております。
こちらのコースは、前日までの予約制とさせて頂きます。
そして、もう一つのプランがこちらです。」
あかねは、もう一つのプランのメニュー表を配った。
「こちらに関しては、無料でのバースデーケーキをご提供となります。
当日が、誕生日だった方限定で、誕生日を証明出来るものをご提示して頂くと、無料で、バースデーケーキをプレゼントとなります。」
サクヤは、二つをじっくりと見た。
「無料での提供の方ですが、これは、経理的にも、大丈夫な案件ですか?」
「はい。
3500巾のプランのケーキとは、全く、別物になりますので、料金的にも利益はあります。」
「なるほど……。
まず、3500巾の方から、どんなケーキになるのか、説明してもらえますか?」
「はい。
こちらは、普通のバースデーケーキになります。サイズといたしましては、5号ほどを考えての、料金設定になっております。」
「なるほど。
無料のケーキは?」
「無料での提供になりますので、パンケーキに生クリームとフルーツを乗せたものになります。
勿論、どちらにも、ロウソクは、ご用意させて頂きます。」
「利益として、無理がないのなら、この二つのプランを採用しようと思いますが、みなさん、いかがでしょうか?」
悩む、幹部……。
そんな中、はるかが、発言した。
「当日は、お食事券をお配りするのは、いかがでしょう?」
それに、あかねが答えた。
「お食事券だと、不正に何度もお受け取りされる方がいらっしゃるのでは?
そうなってしまっては、利益が……。」
「一度、配布させて頂いたお客様には、お名前とご連絡先をご記入頂いた上に、誕生日の証明出来るものをご提示して頂く。
そうすれば、二度、配布することはないと思います。」
あかねは、納得した。
「そうですね……。
次回も、ご利用頂いてるとなると、お食事券の方が、いいかもしれませんね……。」
あかねの納得に、サクヤが、発言した。
「でも、お食事券だと、お祝い感が出ないのでは?
お誕生日は、一日しかありません。
お祝い感を出すには、お食事券より、ケーキの方が、お祝い感出ると思いますが……。
それに、お食事券だと、誕生日当日でなくても、お渡し出来ますよね?」
「確かに、お食事券だと、そうなってしまいますね……。」
「今の利益的な話をすると、次も、ご来店頂いてるように、お食事券をお出ししないといけないほどに、利益はないのでしょうか?」
「連日大盛況なので、それは、有り得ません。」
「でしたら、あたしは、ケーキを推したいですね……。」
「では、店長の意見の二つのプランで、やってみますか?
もし、利用者が、少なければ、お食事券にすればいいと、私は思います。」
と、はるかが言った。
「では、そうしましょう。」
サクヤのこの言葉で、バースデーは、二つのプランが、出来上がった。
「次に、祝い膳について。
こちらは、まず、百日から話し合いましょう。
まずは、予約についてですが、5日前までには、予約を頂くということにしようと思います。
他に、ご意見は?」
サクヤに言われて、れんやが、立ち、発言。
「百日の祝い膳についてですが……。
百日の祝い膳として、料金設定して頂けば、それに応じた、料理をお出ししようと思っているのですが、経理的には、いかがでしょう?」
これに、はるかが、応えた。
「そうですね……。
例えばですが、1500巾、2000巾、2500巾と料金設定したら、料理内容が、決まるといった、方法ですか?」
「そうですね。
そうして頂くと、料理内容が、決めやすくなります。」
ここで、サクヤが発言。
「あまりにも、料金設定により、料理内容が変化してしまうのは、いかがなものでしょう?」
これに、はるかが、発言。
「ですが、似たような料理内容にしてしまうと、利益が出ません。
ここは、料理内容を変えて、高めの料金を召し上がって頂くのが懸命かと……。」
「うーん……。
そうですね……。
最近は、若いご夫婦が、増えているので、あまり、負担のない料金設定には、出来ますか?」
「1500巾ほどなら、若いご夫婦でも、出せるのでは?と考えております。」
「なるほど。」
「なので、料金設定といたしましては、主役の料金を3000巾、4000巾、5000巾にしたいと思います。
お連れ様の料金は、1500巾のみ。
5000巾のコースは、若いご夫婦にとは、考えておりません。
ご夫婦の上……、ご祖父母様を狙いとして、考えております。
料理長のお二方、出来ますでしょうか?」
れんやが、応えた。
「可能です。
料理内容については、次回のミーティングにて、発表させて頂きます。」
全員が納得した所で、サクヤが、発言。
「次は、一歳の祝い膳についてです。
お餅の用意も、こちらでしようと思っているのですが、料金設定的には、いかがでしょう?」
料理長れんやが、応える。
「プランにより、有り無しを決めたいのですが……。」
「なるほど。
いくらまでなら、お餅は付けれますか?」
「そうですね……。
2000巾といったとこでしょうか……。」
「では、一歳の祝い膳は、2000巾からの設定にしましょう。
お餅を持って来られるのは、大変でしょうから……。」
料理長のれんやが、応える。
「では、料理内容と料金は、百日と同じということで。」
次に話し合ったのは、七五三。
こちらも、料理内容と料金は、百日と同じになった。
「お子様については、以上でよろしいでしょうか?」
全員が、返事した。
「では、次。
プロポーズについてです。」
経理のはるかと料理長のれんやが、応える。
「これに関しましては、プロポーズされるご本人を交えて、料金設定と料理内容、プロポーズの場所を考えてたいと思っているのですが……。
店長は、どのように?」
「そうですね……。
一生に一度のことなので、それがいいかもしれませんね。
ご納得頂いた上での、本番ということで。
こちらの予約は、5日前までと言うことでよろしいですか?」
全員が、返事した。
同じように、ウエディングについても、当人同士とサクヤとれんやとはるかで、話し合いをすることにした。
「では、本日は、これまでということで。
みなさん、お疲れ様でした。」
ミーティングが、終わったのは、とっくに、日が落ちた、夜だった。
「(毎回、ミーティングになると、このくらいの時間になっちゃうわね……。)
(今日は、早く寝よー……。)」
疲れ果てて帰る、あたし。
「(幹部のみんなも、疲れただろうなぁ……。)」
そう思いながら、帰宅した。



