神々の宴…

11月15日0時ー。
サクヤは、インカムで、全員に伝えた。
「今日、1時に井上様が、ご来店されます。
ご予約内容は、プロポーズのご予約です。
ご来店された場合、すぐに、あたしに教えて下さい。
そして、テーブル席の5番にお通しし、お冷やをお出しして下さい。
よろしくお願いします。」
全員が、インカムで返事した。
1時ー。
井上が、来店した。
井上を迎えたのは、えまだった。
「井上様ですね?
お待ちしておりました。
どうぞ、こちらへ。」
えまは、テーブル席の5番に、井上を通した。
「ここでお待ちください。
すぐに、店長が、来ますので。」
えまは、すぐに、お冷やを井上に持って行き、サクヤに伝えた。
「店長、井上様が、ご来店されました。」
「分かりました。
すぐに行きます。」
サクヤは、すぐに、井上のとこに行った。
「お待たせしました。
当店店長のコノハナサクヤです。
よろしくお願いします。」
サクヤは、そう言って、名刺を渡した。
井上は、立って名刺を受け取った。
「どうぞ、お座りください。」
「はい。」
「それでは、ご予約の件ですが、プロポーズでよろしかったですか?」
「はい。」
「お相手のお名前は?」
「かよです。」
「ありがとうございます。
当店で、お食事されたことは、ございますか?」
「はい。」
「思い出のお席はありますか?」
「ぼたんの間のはです。」
「かしこまりました。
少々お待ちください。」
サクヤは、ぼたんの間のはの配膳担当のまゆと、料理長のれんやと、経理のはるかを呼んだ。
れんやと、はるかは、名刺を渡し、まゆは、挨拶だけした。
「では、お話し合いを始めましょう。
まず、ご予約のお日にちですが、11月20日で、間違いございませんか?」
「はい。」
「思い出のお部屋は、ぼたんの間のはで、お間違い無いですか?」
「はい。」
「では、お料理ついて、決めて頂きます。
思い出のお料理は?」
「七輪焼きです。
とても新鮮な野菜とお肉で、とても美味しかったです。」
「ありがとうございます。
では、七輪焼きスペシャルコースにいたしましょう。
お料理の内容は、サラダを3種類の中から選んでいただいたもの、七輪焼き、お造り、炊き込みご飯となりますが、よろしいですか?」
「はい。」
「サラダは、お2人でお決めになりますか?
今、お決めになりますか?」
「2人で決めます。」
「かしこまりました。
七輪焼きで、外せないmenuは、ございますか?」
「お肉…、ですかね…。」
「かしこまりました。
では、お肉メインでお出しさせて、頂きます。」
「はい。」
「飲み放題はどうされますか?
おつけになりますか?」
「はい。」
「では、次に、プロポーズの場所を決めて頂きます。」
「はい。」
まゆと、れんやと、はるかも、一緒に見て回ることになった。
井上が選んだのは、アクアリムだった。
「プロポーズの後ですが、お食事することも出来ますが、その場合は、別途料金がかかります。
どうされますか?」
「お願いします。」
「かしこまりました。
流れといたしましては、19日23時から、お食事をして頂き、1時にプロポーズ。
プロポーズの後、お食事となります。
お値段ですが、ぼたんの間でのお食事は、飲み放題付きで、お一人様3500巾です。
プロポーズ後のお食事は、飲み放題付きで、3000巾です。
お会計は、お相手にバレないよう、お先に頂きます。
よろしいですか?」
「はい。
今日、払ってもいいですか?」
「はい。
お願いします。」
井上は、料金を払った。
「ありがとうございます。
では、当日お待ちしております。」
「よろしくお願いします。」
そう言って、井上は、帰った。
その後、サクヤたちも帰った。