「ねえ!服着てな…っ!」

 何を隠そう、最近暑いからといって私はキャミしか上にきていないのだ。

 「おいっ!少しは警戒しろよ!俺も男だぞ?」
 
「はいはい。すみませんでした。」
 お決まりのやり取りに適当に返す。

 「俺はともかく他のやつに隙見せんなよ?危なっかしいんだから。」
 別にいいじゃん。

家以外でこんなことしないし、太陽は私の事女の子として見てないだろうし。

 と、勝手にクローゼットを開けパーカーを取りだし、私を抱き抱える太陽。

 「ちょっと!何してるの!?降ろして!」

 「お前が起きねーのが悪いんだろ?黙って抱かれてろ。」
 分かってるよ、私が悪いって!でもこれはないよ。

 下につくと椅子に座らせられる。