最初で最後の恋

「ごめん……」


 そう言うと先輩は私を抱きすくめた。

 「…どうしたんですか?」

 「……やっぱり、好きだったんだよ、入学式の時から俺もお前のこと気になってた。面白いし、仕草とかも可愛いし、いつも優しいし。今は彼女いるけど、こんなの恋じゃねーな。俺が本当に好きなのは和奈って今気づいた。好きだよ、和奈。だから、もっと生きて。」

 先輩からの言葉に涙が溢れた。自分がここまで思われてたなんて知らなくて、尚更涙が止まらなかった。
 
 それから、私は検査の結果治療すれば、生きられる可能性があると、精密検査を通して知った。そして、大変な治療を頑張った。