ひょんなことから総合病院での診察を受けることになった私。
 
 
 『脳腫瘍ですね、申し上げにくいですが、死を覚悟した方がよろしいでしょう。』
医者はいつだってはっきり事実を伝える。

その言葉が、深く深く私の心に刺さった。
 
そして思った、残りの命、大切に生きようと。
 
 そう思った私はまず、先輩、安達勇人先輩に連絡をした。

いつだって連絡は私からだった。でも、もう恥ずかしいとか言っていられない。

最期に先輩に想いを伝えてから逝きたいんだ。