ちらりと時計を見ると、時刻は8時を回っていた。
そろそろ父が帰ってくる頃だから、夕食の準備をしないとならない。
取り組んでいたノートとテキストを閉じ、消しカスをゴミ箱に捨てる。
「未夢、ちょっと待ってて。父さんの夕食の準備してくるから」
一緒に勉強していた未夢に声をかけ、立ち上がろうとした、その時。
「奏太行かないで」
未夢がオレの腰にがっしりと手を回した。
「レンジで温めて来るだけだよ。5分くらいだから許して」
未夢は首を真横に振ってオレを離さない。
オレの腰にかかる力はどんどん強くなる。
「未夢、お願いだから」
「嫌だ。未夢は5分も待てない。だってずっと待ってきたから」
ずっと待ってきた...。
そう、だ。
未夢はずっと待っていた。
オレが未夢を好きになること。
そして、その先に進むことを。
「奏太はさ、未夢のことどう思ってる?」
未夢の右手がオレの頬に触れ、肩に触れる。
オレの脈拍は上がり、血はとっくに沸騰していた。
「未夢はずっと奏太が好き。幼なじみとしてじゃなくて、異性としてずっとずっとずっと好きなの。奏太の優しさも奏太の笑顔も奏太の身体も全部未夢だけのものにしたい。......いい...かな?」
「未夢、ちょっと待って。それって...」
未夢がオレをなぎ倒す。
ここで拒んだら未夢を傷つけることになる。
だからってこれはまずい。
オレの気持ちはどうなる?
こんな状態で、
こんな気持ちで、
未夢と...。
「奏太...好きだよ」
未夢の顔が迫って来て目を瞑る。
そろそろ父が帰ってくる頃だから、夕食の準備をしないとならない。
取り組んでいたノートとテキストを閉じ、消しカスをゴミ箱に捨てる。
「未夢、ちょっと待ってて。父さんの夕食の準備してくるから」
一緒に勉強していた未夢に声をかけ、立ち上がろうとした、その時。
「奏太行かないで」
未夢がオレの腰にがっしりと手を回した。
「レンジで温めて来るだけだよ。5分くらいだから許して」
未夢は首を真横に振ってオレを離さない。
オレの腰にかかる力はどんどん強くなる。
「未夢、お願いだから」
「嫌だ。未夢は5分も待てない。だってずっと待ってきたから」
ずっと待ってきた...。
そう、だ。
未夢はずっと待っていた。
オレが未夢を好きになること。
そして、その先に進むことを。
「奏太はさ、未夢のことどう思ってる?」
未夢の右手がオレの頬に触れ、肩に触れる。
オレの脈拍は上がり、血はとっくに沸騰していた。
「未夢はずっと奏太が好き。幼なじみとしてじゃなくて、異性としてずっとずっとずっと好きなの。奏太の優しさも奏太の笑顔も奏太の身体も全部未夢だけのものにしたい。......いい...かな?」
「未夢、ちょっと待って。それって...」
未夢がオレをなぎ倒す。
ここで拒んだら未夢を傷つけることになる。
だからってこれはまずい。
オレの気持ちはどうなる?
こんな状態で、
こんな気持ちで、
未夢と...。
「奏太...好きだよ」
未夢の顔が迫って来て目を瞑る。



