「阿部奏太、あいつうぜえよな」
「ホントだよ。しゃしゃり出やがって」
「オレたちに何されてもへーきな顔してんじゃん。あれ、マジでムカつくんだけど」
「いつくたばんだ、あいつ」
「早くいなくなってくんねえかな~」
オレがコートに残って自主練してるのを分かってわざと大声で部室や廊下で話す先輩たち。
こんなのくだらない。
付き合ってられるか。
そう思って無視していた。
...のは最初だけだった。
本当は毎日怯えていた。
怖かった。
「奏太、元気出せよ」
「奏太先輩気にしないでください」
「奏太先輩の実力は僕達がちゃんと分かってますから!」
同学年や後輩たちはオレを励まそうと明るい言葉をかけてくれた。
しかし、オレはその言葉を信じられなくなった。
どうせコイツらもオレを良く思ってないんだろう。
そう思ってしまう。
そう見えてしまう。
誰一人信頼出来ないなんて...。
自分が濁っていくのが目に見えて分かった。
パスされないし、ボールが来ないんだからドリブルもシュートも出来ない。
ゴールに吸い込まれていくように美しく弧を描くスリーポイントシュートを見たくても見られない。
つまらなかった。
楽しくなかった。
あんなに好きだったバスケをやりたくないとこんなにも強く思ったのは初めてだった。
「ホントだよ。しゃしゃり出やがって」
「オレたちに何されてもへーきな顔してんじゃん。あれ、マジでムカつくんだけど」
「いつくたばんだ、あいつ」
「早くいなくなってくんねえかな~」
オレがコートに残って自主練してるのを分かってわざと大声で部室や廊下で話す先輩たち。
こんなのくだらない。
付き合ってられるか。
そう思って無視していた。
...のは最初だけだった。
本当は毎日怯えていた。
怖かった。
「奏太、元気出せよ」
「奏太先輩気にしないでください」
「奏太先輩の実力は僕達がちゃんと分かってますから!」
同学年や後輩たちはオレを励まそうと明るい言葉をかけてくれた。
しかし、オレはその言葉を信じられなくなった。
どうせコイツらもオレを良く思ってないんだろう。
そう思ってしまう。
そう見えてしまう。
誰一人信頼出来ないなんて...。
自分が濁っていくのが目に見えて分かった。
パスされないし、ボールが来ないんだからドリブルもシュートも出来ない。
ゴールに吸い込まれていくように美しく弧を描くスリーポイントシュートを見たくても見られない。
つまらなかった。
楽しくなかった。
あんなに好きだったバスケをやりたくないとこんなにも強く思ったのは初めてだった。



