良の代わりに合宿の内容を考えたり、書類を出したりしているとあっという間に時は過ぎる。
部室を片付け、帰ろうとするとがらがらとドアが開いた。
顔を上げ、期待して振り向くと、そこにいたのはずっと待っていた彼女だった。
「奏太先輩お疲れ様です。忘れ物したので取りに来たんですけどその辺りにマーガレット模様のポーチありませんか」
「ポーチ?そんなのあったっけ?」
オレはしゃがんで部室中を必死に探した。
わざわざ取りに戻って来くるくらいだ。
きっと大事なものなのだろうから早く見つけてあげなきゃという思いが強かった。
捜している間に話せれば良かったのだが、オレの能力は低く、探すことだけに集中してしまった。
「あっ!あった!」
オレは役立たずだった。
ずっと這ってうろうろしていただけで何も出来なかった。
こんな頼りないやつだから相談だってしてもらえないんだ。
オレは自分で逃げ道を選んでからというもの逃げ腰でいつもぎこちなく生きている。
そんなんじゃダメなんだ。
本当はこの厚い甲羅をはずさなきゃならなたいんだ。
そんなこと百も承知だ。
なら、少しだけでも頑張ってみようか。
「辻村、今日はオレの話聞いてくれる?」
辻村がオレを見つめる。
その瞳に映るオレは胡乱げな顔をしていた。
そして、オレが視線の先の彼女は出会った時よりもさらに陰を増し、どこか寂しそうで人を寄せ付けないオーラを放っていた。
「辻村にまず謝る。色々とごめん。辻村のことを傷付けた。本当に...ごめん」
「謝らないで下さい。っていうか、この話、私も悪かったっていって終わりましたよね?いつまでも引きずってどうするんですか」
「まだ終わってなんかいない。オレはちゃんと辻村の話を聞きたい。ちゃんと辻村を受け入れてあげたい。だから聞かせてほしい。なんでバスケを辞めたのか、オレはあんな説明じゃ納得できない」
オレの言葉に怒りが込み上げて来たのか、辻村は冷徹な目をしてゆっくりとオレに近寄ってきた。
部室を片付け、帰ろうとするとがらがらとドアが開いた。
顔を上げ、期待して振り向くと、そこにいたのはずっと待っていた彼女だった。
「奏太先輩お疲れ様です。忘れ物したので取りに来たんですけどその辺りにマーガレット模様のポーチありませんか」
「ポーチ?そんなのあったっけ?」
オレはしゃがんで部室中を必死に探した。
わざわざ取りに戻って来くるくらいだ。
きっと大事なものなのだろうから早く見つけてあげなきゃという思いが強かった。
捜している間に話せれば良かったのだが、オレの能力は低く、探すことだけに集中してしまった。
「あっ!あった!」
オレは役立たずだった。
ずっと這ってうろうろしていただけで何も出来なかった。
こんな頼りないやつだから相談だってしてもらえないんだ。
オレは自分で逃げ道を選んでからというもの逃げ腰でいつもぎこちなく生きている。
そんなんじゃダメなんだ。
本当はこの厚い甲羅をはずさなきゃならなたいんだ。
そんなこと百も承知だ。
なら、少しだけでも頑張ってみようか。
「辻村、今日はオレの話聞いてくれる?」
辻村がオレを見つめる。
その瞳に映るオレは胡乱げな顔をしていた。
そして、オレが視線の先の彼女は出会った時よりもさらに陰を増し、どこか寂しそうで人を寄せ付けないオーラを放っていた。
「辻村にまず謝る。色々とごめん。辻村のことを傷付けた。本当に...ごめん」
「謝らないで下さい。っていうか、この話、私も悪かったっていって終わりましたよね?いつまでも引きずってどうするんですか」
「まだ終わってなんかいない。オレはちゃんと辻村の話を聞きたい。ちゃんと辻村を受け入れてあげたい。だから聞かせてほしい。なんでバスケを辞めたのか、オレはあんな説明じゃ納得できない」
オレの言葉に怒りが込み上げて来たのか、辻村は冷徹な目をしてゆっくりとオレに近寄ってきた。



