辻村はその後普通に部活にやって来て何事も無かったかのように過ごしていた。
オレは辻村と2人きりになる瞬間を見計らっていたが、帰宅時間をずらされるなどされてなかなか訪れず、いつの間にか6月になっていた。
空はどんよりし、湿気でじめじめする日が増えていった。
世間はジューンブライドなどと言っているが、オレたち学生は全く関係ないわけで明るい話題など皆無だ。
6月は祝日もなく、休みが増えないし、入部した1年生が来なくなったりもするため、オレとしても空と同じように複雑な思いでいた。
「良は今日も先に帰るのか?」
「まあな」
「未夢は勉強ついていけてる?」
「うーん、まあまあ。未夢は未夢なりに頑張ってるから温かく見守るよ。じゃ、奏太後はよろしく」
「ああ、気をつけて」
良は就職すると言っていたが両親が許さなかったらしい。
結局は未夢と同じ塾に通い大学進学を目指すことになった。
もともと頭良いんだし、最初からそうすれば良かったのに、まったく面倒くさいやつだ。
オレは塾には行くつもりはないし、両親も強要してこないからいいだろう。
ECCのアプリだけで十分である。
オレは辻村と2人きりになる瞬間を見計らっていたが、帰宅時間をずらされるなどされてなかなか訪れず、いつの間にか6月になっていた。
空はどんよりし、湿気でじめじめする日が増えていった。
世間はジューンブライドなどと言っているが、オレたち学生は全く関係ないわけで明るい話題など皆無だ。
6月は祝日もなく、休みが増えないし、入部した1年生が来なくなったりもするため、オレとしても空と同じように複雑な思いでいた。
「良は今日も先に帰るのか?」
「まあな」
「未夢は勉強ついていけてる?」
「うーん、まあまあ。未夢は未夢なりに頑張ってるから温かく見守るよ。じゃ、奏太後はよろしく」
「ああ、気をつけて」
良は就職すると言っていたが両親が許さなかったらしい。
結局は未夢と同じ塾に通い大学進学を目指すことになった。
もともと頭良いんだし、最初からそうすれば良かったのに、まったく面倒くさいやつだ。
オレは塾には行くつもりはないし、両親も強要してこないからいいだろう。
ECCのアプリだけで十分である。



