「辻村」
オレは直感的に動いた。
ドアが開いたタイミングで辻村の右腕を掴み、そのまま屋上まで駆けた。
埃のかぶった机が置かれている東階段の窓から少しだけ爽やかな風が吹いてきていた。
あの日と同じくらいの時間なのに、空はまだ青く東の空に飛行機雲が見えた。
はあはあ...と激しく呼吸をする辻村を座らせ、オレはその右手を握った。
辻村は今日の数分間の出来事にびっくりし過ぎたようで、しばらく黙ってオレの左半分に身体を預けて呼吸だけしていた。
オレは直感的に動いた。
ドアが開いたタイミングで辻村の右腕を掴み、そのまま屋上まで駆けた。
埃のかぶった机が置かれている東階段の窓から少しだけ爽やかな風が吹いてきていた。
あの日と同じくらいの時間なのに、空はまだ青く東の空に飛行機雲が見えた。
はあはあ...と激しく呼吸をする辻村を座らせ、オレはその右手を握った。
辻村は今日の数分間の出来事にびっくりし過ぎたようで、しばらく黙ってオレの左半分に身体を預けて呼吸だけしていた。



