未夢が泣き止んでから教室に移動して話を聞いた。
「奏太がこの前練習試合見に来てくれたじゃん」
「ああ、うん」
「あのチームは先輩達の代のメンバーなら勝ててたんだ。見ての通りぼろ負けで、確かに先輩達がいなくなってから今まで勝てた試合は無いんだよね」
「そうだったっけ?」
「うん...」
未夢はオレと同じくバスケを小学校から始め、中高とキャプテンを務めてきた。
未夢の瞬発力と判断力は極めて高く、中学時代の実績を認められて高校にはスポーツ推薦で入った。
推薦入学もキャプテンというポジションも今の未夢には重すぎるのかもしれない。
抱えきれなくなっているのなら、少しはオレにも分けてもらいたい。
それが未夢のためになるのなら、幼なじみとしてオレのやれることをしたい。
「スポーツ推薦入学でうちに入るはずだった子が入らなかったの」
「えっ?毎年2人は入ってたよな?」
「今年は1人だけど入る予定で、春休みのオリエンテーションの時にも顔見せに来て自己紹介もしたの。確か名前は...」
自己紹介までしておいて入部しないなんて、そんなことあるか?
入部したくなくなった明白な理由はあるのだろうか。
入部を確約しておいて無いことにするなんて、そんなの非常識じゃないか。
色んな人に迷惑をかけるし、応援してくれた人を裏切ることになると分からないのだろうか。
......なんか、心当たりがある。
こういうことをしかねない人がオレの近くにいるではないか。
未夢が言う前に見当はついたが、オレは未夢の言葉を待った。
「うーんとね...あっ、思い出した!名前は...」
「奏太がこの前練習試合見に来てくれたじゃん」
「ああ、うん」
「あのチームは先輩達の代のメンバーなら勝ててたんだ。見ての通りぼろ負けで、確かに先輩達がいなくなってから今まで勝てた試合は無いんだよね」
「そうだったっけ?」
「うん...」
未夢はオレと同じくバスケを小学校から始め、中高とキャプテンを務めてきた。
未夢の瞬発力と判断力は極めて高く、中学時代の実績を認められて高校にはスポーツ推薦で入った。
推薦入学もキャプテンというポジションも今の未夢には重すぎるのかもしれない。
抱えきれなくなっているのなら、少しはオレにも分けてもらいたい。
それが未夢のためになるのなら、幼なじみとしてオレのやれることをしたい。
「スポーツ推薦入学でうちに入るはずだった子が入らなかったの」
「えっ?毎年2人は入ってたよな?」
「今年は1人だけど入る予定で、春休みのオリエンテーションの時にも顔見せに来て自己紹介もしたの。確か名前は...」
自己紹介までしておいて入部しないなんて、そんなことあるか?
入部したくなくなった明白な理由はあるのだろうか。
入部を確約しておいて無いことにするなんて、そんなの非常識じゃないか。
色んな人に迷惑をかけるし、応援してくれた人を裏切ることになると分からないのだろうか。
......なんか、心当たりがある。
こういうことをしかねない人がオレの近くにいるではないか。
未夢が言う前に見当はついたが、オレは未夢の言葉を待った。
「うーんとね...あっ、思い出した!名前は...」



