「おーい」
「おっ」
「今、辻村ちゃんに見とれてただろ?」
「は、はあ?!」
オレはグラスを手に取り、ごくごくとメロンソーダを飲んだ。
「そんなことねえよ」
「いや、あるな。完全に見てたよ」
「っるせえ」
「ムキになんなよ」
「なってねえし」
なんていいながら動揺している自分がいる。
つうか、全部思わせ振りな発言をする辻村のせいだ。
辻村に好きとかなんとか言われたから妙に意識してしまっているだけだ。
そう、それだけなんだ。
「辻村ちゃんさ、奏太のことめっちゃ好きじゃん。付き合っちゃえばいいだろ?顔かわいいし、華奢で女性らしくて明るくて面白い。冷静で現実的な奏太にお似合いだよ」
「そういうお前はどうなんだよ。さっき深瀬さんと2人で回ったんだろ?」
オレがそういうと、良は少し俯いた。
それでオレは理解した。
この後来るであろう言葉も予想がついた。
オレと良の仲だから。
「俺は...未夢が好きだから」
やっぱりそうか。
変わらないんだな、永遠に。
「未夢が奏太のことを好きなのは知ってる。でも、俺は自分が納得いくまで未夢を好きでいたい。まだ諦めたくないんだよ」
良は分かってるんだ。
オレが未夢を女性として好きじゃないことも。
全て知っていてオレとの関係を続けてくれている。
それはきっと...オレが弱いからだ。
1人で輝けないからだ。
良がオレを受け止めてくれるから、照らしてくれているからオレはこうしてここにいられる。
「俺、奏太が親友兼ライバルで良かったよ」
「なんだよ、それ」
「奏太は強い。挫折を味わって今強くなるために磨き続けてる。ただのお調子者からちゃんと考えて行動出来るすっげーカッコいいやつに進化してんだよ。そんなやつと恋敵なんて光栄だ。ありがとな、奏太」
なんでこのタイミングで涙を誘うようないいこと言ってくれちゃうんだよ。
鼻がツーンとしてオレはまたソーダを口に含んで心の涙と共に飲み込んだ。
「ソーダお代わりしてくるわ」
「りょーかい!待ってるぜ」
良...。
ほんと、最高なやつだな。
オレより何倍も大人で真っ直ぐで、周りをよく見ていてカッコいい。
お前が未夢を幸せに出来ないはずがない。
オレはそう思う。
心から2人の幸せを祈ってしまう自分がいた。
「おっ」
「今、辻村ちゃんに見とれてただろ?」
「は、はあ?!」
オレはグラスを手に取り、ごくごくとメロンソーダを飲んだ。
「そんなことねえよ」
「いや、あるな。完全に見てたよ」
「っるせえ」
「ムキになんなよ」
「なってねえし」
なんていいながら動揺している自分がいる。
つうか、全部思わせ振りな発言をする辻村のせいだ。
辻村に好きとかなんとか言われたから妙に意識してしまっているだけだ。
そう、それだけなんだ。
「辻村ちゃんさ、奏太のことめっちゃ好きじゃん。付き合っちゃえばいいだろ?顔かわいいし、華奢で女性らしくて明るくて面白い。冷静で現実的な奏太にお似合いだよ」
「そういうお前はどうなんだよ。さっき深瀬さんと2人で回ったんだろ?」
オレがそういうと、良は少し俯いた。
それでオレは理解した。
この後来るであろう言葉も予想がついた。
オレと良の仲だから。
「俺は...未夢が好きだから」
やっぱりそうか。
変わらないんだな、永遠に。
「未夢が奏太のことを好きなのは知ってる。でも、俺は自分が納得いくまで未夢を好きでいたい。まだ諦めたくないんだよ」
良は分かってるんだ。
オレが未夢を女性として好きじゃないことも。
全て知っていてオレとの関係を続けてくれている。
それはきっと...オレが弱いからだ。
1人で輝けないからだ。
良がオレを受け止めてくれるから、照らしてくれているからオレはこうしてここにいられる。
「俺、奏太が親友兼ライバルで良かったよ」
「なんだよ、それ」
「奏太は強い。挫折を味わって今強くなるために磨き続けてる。ただのお調子者からちゃんと考えて行動出来るすっげーカッコいいやつに進化してんだよ。そんなやつと恋敵なんて光栄だ。ありがとな、奏太」
なんでこのタイミングで涙を誘うようないいこと言ってくれちゃうんだよ。
鼻がツーンとしてオレはまたソーダを口に含んで心の涙と共に飲み込んだ。
「ソーダお代わりしてくるわ」
「りょーかい!待ってるぜ」
良...。
ほんと、最高なやつだな。
オレより何倍も大人で真っ直ぐで、周りをよく見ていてカッコいい。
お前が未夢を幸せに出来ないはずがない。
オレはそう思う。
心から2人の幸せを祈ってしまう自分がいた。



