「奏太先輩、昨日は何してました?」
「昨日?昨日は両親の友人とその家族が来てパーティーみたいなことやってた」
「へぇーそうなんですね。楽しそう」
「楽しくなんかねえよ。両親の友人っていうのが宇宙とかパラレルワールドとかそういう現実味のないことが好きで、ずっと話してるから疲れるんだよ」
後輩に愚痴を聞いてもらうなんて先輩として恥ずかしい。
オレはまったく頼りないやつだ。
「パラレルワールド...ですか?」
「知ってる?自分と同じ魂を持つ人間が異なる時間軸で生きる世界」
「一応基礎知識はあります。面白そうですよね」
「そうか?オレは別にだけど」
「奏太先輩って現実的ですよね。運命とか信じなさそうだし。それなのにこんな部活に入って良先輩と仲良くしてるなんて不思議ですね」
そう言われればそうだ。
良と仲良く出来るなんて奇跡みたいだ。
頭の中は完全にファンタジーなやつとオレみたいな夢のないやつ。
ってか、辻村にオレの性格がバレてるなんて思わなかった。
意外と人を見てるんだな、辻村。
「私は運命とかパラレルワールドとか信じたいですけどね。こうして同じ名前の奏太先輩と出会って同じ時間を過ごしてるなんて...もう運命じゃないですか」
「ま、そう...なのか」
「えっ?!今、奏太先輩肯定しましたよね?」
ヤバい。
口が滑って思いもしないことを言ってしまった。
オレは本当に信じてなんかいないからな。
勘違いしないでほしい。
「プラネタリウム行くか。こんなところで話してる場合でもないだろ」
踵を返し、プラネタリウムへと向かうエレベーターに歩いて行こうとした。
しかし、
辻村がオレの左腕を力強く掴んできた。
「昨日?昨日は両親の友人とその家族が来てパーティーみたいなことやってた」
「へぇーそうなんですね。楽しそう」
「楽しくなんかねえよ。両親の友人っていうのが宇宙とかパラレルワールドとかそういう現実味のないことが好きで、ずっと話してるから疲れるんだよ」
後輩に愚痴を聞いてもらうなんて先輩として恥ずかしい。
オレはまったく頼りないやつだ。
「パラレルワールド...ですか?」
「知ってる?自分と同じ魂を持つ人間が異なる時間軸で生きる世界」
「一応基礎知識はあります。面白そうですよね」
「そうか?オレは別にだけど」
「奏太先輩って現実的ですよね。運命とか信じなさそうだし。それなのにこんな部活に入って良先輩と仲良くしてるなんて不思議ですね」
そう言われればそうだ。
良と仲良く出来るなんて奇跡みたいだ。
頭の中は完全にファンタジーなやつとオレみたいな夢のないやつ。
ってか、辻村にオレの性格がバレてるなんて思わなかった。
意外と人を見てるんだな、辻村。
「私は運命とかパラレルワールドとか信じたいですけどね。こうして同じ名前の奏太先輩と出会って同じ時間を過ごしてるなんて...もう運命じゃないですか」
「ま、そう...なのか」
「えっ?!今、奏太先輩肯定しましたよね?」
ヤバい。
口が滑って思いもしないことを言ってしまった。
オレは本当に信じてなんかいないからな。
勘違いしないでほしい。
「プラネタリウム行くか。こんなところで話してる場合でもないだろ」
踵を返し、プラネタリウムへと向かうエレベーターに歩いて行こうとした。
しかし、
辻村がオレの左腕を力強く掴んできた。



