KANATA~answers of your selection~

ふと空を見上げる。


昔母が言っていた。


私の名前の星がこの広い空のどこかで照らしてくれているのだと。


母の友人が母のために星に名をつけてくれたのだと。


それで母は真っ直ぐ歩けている。


たとえ進むべき道を見失っても空を見上げれば星があるから。


輝いているから。


だから歩けるんだ。


オレも誰かにとって星のような存在になりたい。


1番星じゃなくていいから、微かにでもいいから、光って誰かを照らしたい。


その輝きで誰かを元気付けたい。