「はい」
「ありがとうございます」
「駅の自販機さ、みんな売り切れで参ったよ」
「あそこは病院関係者や大学生、患者さんとかたくさんの人が利用しますからね。そうなりますよ」
「ま、仕方ないんだけどね」
乾ききった喉にサイダーが潤いと爽快感をもたらす。
やっと一息着けた気がした。
「辻村はあそこで働いてるの?」
「いえ、まだです。私は青葉大の看護学部の3年なので、今ちょうど実習期間なんです」
「へえ、そうなんだ」
それにしても辻村も大人になったな。
先輩に言いたいこといって、意味不明かつ自己中な行動をとり、オレはかなり迷惑をかけられた。
それが今では立派な看護師の卵。
高校生のあどけなさとかフレッシュさは失くなったが、その佇まいは常に凛としているし、美しさにも磨きがかかった気がする。
こんな感じで男に言い寄られたりしないのだろうか。
って、何心配してんだよ。
下心丸出しじゃん。
オレも男になって来たってことだけど、今はとりあえず落ち着こう。
「奏太先輩は...」
「へ?」
脳内でヤバイ妄想が暴走している時に突然話し出すもんだから声が裏返ってしまった。
「奏太先輩、今どういった類いのことをお考えで?」
「いや、えっと...その...」
「ま、だいたい予想は付きますけど。こんなに美しい女性が時を経て目の前に現れたらそうもなりますよね~。分かります分かります」
「その類いはひとまずおいといて...。何かさっきいいかけただろ?」
「ああ、はいはい。そうでしたね」
良かった。
無事軌道修正出来た。
「奏太先輩はなぜ私が奏太先輩のことが好きになったのか、考えたことありますか?」
「そりゃあ、まあ。普通にあるよ」
出会いがあの衝撃展開で、出会って間もないのに好きと言われ考えないはずがない。
いつ辻村と出会ったのか、どうして辻村は学校に来なくなったのか。
それを知るためにオレはパラレルワールドに行ったんだった。
今更ながらに思い出した。
「じゃあ、どうしてでしょうか?」
「は?教えてくれないわけ?」
「そんな簡単に教えられるわけないですよ~。長年秘密にしてたんですから」
ったく、どこまでもSなやつだ。
焦らす必要ないよな、絶対。
ちょっと拗ねたふりをしていると、辻村の手がオレの頬に伸びて、そのまま辻村に顔を向かされた。
「今すっごくいい表情してますよ」
「バカにしてんのか」
「バカになんてしてません。ちょっと楽しんでただけです」
「あのなあ...」
「ちゃんと言いますよ。ご心配なく」
早くしてくれよ。
オレ、明日も会社なんですけど。
まだ、学生身分のキミとは違って責任重大なんだよ。
とは、言わなかったが、まあ少し情緒不安定ではある。
「じゃあ、私の秘密をお話ししましょう。実は...私......パラレルワールドに行ったんです」
「ありがとうございます」
「駅の自販機さ、みんな売り切れで参ったよ」
「あそこは病院関係者や大学生、患者さんとかたくさんの人が利用しますからね。そうなりますよ」
「ま、仕方ないんだけどね」
乾ききった喉にサイダーが潤いと爽快感をもたらす。
やっと一息着けた気がした。
「辻村はあそこで働いてるの?」
「いえ、まだです。私は青葉大の看護学部の3年なので、今ちょうど実習期間なんです」
「へえ、そうなんだ」
それにしても辻村も大人になったな。
先輩に言いたいこといって、意味不明かつ自己中な行動をとり、オレはかなり迷惑をかけられた。
それが今では立派な看護師の卵。
高校生のあどけなさとかフレッシュさは失くなったが、その佇まいは常に凛としているし、美しさにも磨きがかかった気がする。
こんな感じで男に言い寄られたりしないのだろうか。
って、何心配してんだよ。
下心丸出しじゃん。
オレも男になって来たってことだけど、今はとりあえず落ち着こう。
「奏太先輩は...」
「へ?」
脳内でヤバイ妄想が暴走している時に突然話し出すもんだから声が裏返ってしまった。
「奏太先輩、今どういった類いのことをお考えで?」
「いや、えっと...その...」
「ま、だいたい予想は付きますけど。こんなに美しい女性が時を経て目の前に現れたらそうもなりますよね~。分かります分かります」
「その類いはひとまずおいといて...。何かさっきいいかけただろ?」
「ああ、はいはい。そうでしたね」
良かった。
無事軌道修正出来た。
「奏太先輩はなぜ私が奏太先輩のことが好きになったのか、考えたことありますか?」
「そりゃあ、まあ。普通にあるよ」
出会いがあの衝撃展開で、出会って間もないのに好きと言われ考えないはずがない。
いつ辻村と出会ったのか、どうして辻村は学校に来なくなったのか。
それを知るためにオレはパラレルワールドに行ったんだった。
今更ながらに思い出した。
「じゃあ、どうしてでしょうか?」
「は?教えてくれないわけ?」
「そんな簡単に教えられるわけないですよ~。長年秘密にしてたんですから」
ったく、どこまでもSなやつだ。
焦らす必要ないよな、絶対。
ちょっと拗ねたふりをしていると、辻村の手がオレの頬に伸びて、そのまま辻村に顔を向かされた。
「今すっごくいい表情してますよ」
「バカにしてんのか」
「バカになんてしてません。ちょっと楽しんでただけです」
「あのなあ...」
「ちゃんと言いますよ。ご心配なく」
早くしてくれよ。
オレ、明日も会社なんですけど。
まだ、学生身分のキミとは違って責任重大なんだよ。
とは、言わなかったが、まあ少し情緒不安定ではある。
「じゃあ、私の秘密をお話ししましょう。実は...私......パラレルワールドに行ったんです」



