KANATA~answers of your selection~

「蒼也、戻るよ。私、さっきの先生に酷いこと言っちゃったから謝んないと。風が気持ち良かったんで気分変わりましたとかなんとか言おう」


「その先生なら、あっちに......」



2人がオレを見つめる。


その数秒後に、ナース服が良く似合う、凛としていて変わらず美しい彼女が振り返る。


オレは彼女がオレを見たらなんて言おう。


何にも考えていなかった。


だけど特別なことは何もする必要はないのではないか。


ただ笑えばいい。


ただ名前を呼べばいい。


そう思う。



「よっ、辻村」