KANATA~answers of your selection~

「聖奈!」


「丸山さん!」



キョロキョロと辺りを見回すが、オレの視界には入ってこない。


あの日と同じ熱風が吹き荒れ、ギラギラと肌を焦がすように、容赦なく太陽が照り付ける。


あまりの熱に一瞬クラっとしたが、ある光景を見てオレの目は冴えた。



「聖奈!」



秋葉くんが走り出す。


丸山さんの元へと、脇目も振らず、ただ一直線に走っていく。


好きな人のためなら、


大事な人のためなら、


愛する人のためなら、


どこまでも、


どこへだって


走って行けるんだ。


そして、オレも走る。


オレの......


最愛の人の元へ。