「では本題に入りましょう。いつこの時間が切れるか分かりませんからね」
「お願いします」
「基本的にこちらの生活ではお金を使いません。魂しか来ていないため空腹になることもないですし、一度眠りに就く描写が見られたら、次の世界に飛んでいます。眠ってしまえば終わりです。その世界に長く居たければ眠らないことです」
「それは分かったんですけど、1つ疑問が...」
「はい、なんでしょう?」
「空腹にならないってことはイコール痛みや喜怒哀楽といった感情も制御されるのではないですか?オレがさっき痛みを感じたのはおかしいことなのではないですか」
「そうですね。あれはイレギュラーでした。まだ脳波が不安定だったためにそうなってしまったのだと思われます。あと、感情と欲は違います。空腹イコール食欲ですが、感情は欲ではなく、欲に関わる状況の変化で起こるもの。普通にこちらの世界でも感情を有することはできます」
分かるようで分からない説明だったが、とりあえずお腹は空かないから食費は浮くし、期待している情報が掴めそうになかったらすぐに寝てしまえば別世界に移動できるのだからある意味ラッキーだ。
「じゃあオレはそろそろ寝ます。別世界に行きたいので」
「あっ、ちょっと待って。最後に1つだけ言わせて」
松井さんが急に神妙な面持ちになる。
その表情を見てオレの胸はなぜだかきゅうっと締め付けられた。
「あなたの瞳にどんな光景が映ったとしてもそれは別世界のあなたがした選択により生み出されたもの。あなたが気に病んだり、責任を感じたりする必要はないわ。あなたはあなたの人生を歩めばいい。だから、おおらかな気持ちで残り2日と半日の生活を楽しんでね」
「お願いします」
「基本的にこちらの生活ではお金を使いません。魂しか来ていないため空腹になることもないですし、一度眠りに就く描写が見られたら、次の世界に飛んでいます。眠ってしまえば終わりです。その世界に長く居たければ眠らないことです」
「それは分かったんですけど、1つ疑問が...」
「はい、なんでしょう?」
「空腹にならないってことはイコール痛みや喜怒哀楽といった感情も制御されるのではないですか?オレがさっき痛みを感じたのはおかしいことなのではないですか」
「そうですね。あれはイレギュラーでした。まだ脳波が不安定だったためにそうなってしまったのだと思われます。あと、感情と欲は違います。空腹イコール食欲ですが、感情は欲ではなく、欲に関わる状況の変化で起こるもの。普通にこちらの世界でも感情を有することはできます」
分かるようで分からない説明だったが、とりあえずお腹は空かないから食費は浮くし、期待している情報が掴めそうになかったらすぐに寝てしまえば別世界に移動できるのだからある意味ラッキーだ。
「じゃあオレはそろそろ寝ます。別世界に行きたいので」
「あっ、ちょっと待って。最後に1つだけ言わせて」
松井さんが急に神妙な面持ちになる。
その表情を見てオレの胸はなぜだかきゅうっと締め付けられた。
「あなたの瞳にどんな光景が映ったとしてもそれは別世界のあなたがした選択により生み出されたもの。あなたが気に病んだり、責任を感じたりする必要はないわ。あなたはあなたの人生を歩めばいい。だから、おおらかな気持ちで残り2日と半日の生活を楽しんでね」



