2人が消え去ってからしばらくして、教室に置かれたままだった心臓が、緑色に輝き始めた。

すると、その光は心臓の外に溢れだし、どんどん人の形を造りだしていった。

そして、一際強く光り輝いたかと思うと、フッとその光は消えた。





――――……ドクン………


教室に心音が、大きく鳴り響いた。






そこには、南が眠るようにして
横たわっていた………。