「…俺もバスケ部に入ろっかなー。柚葉ちゃんの視界に入れるようになりたい。それにほら、中学ではバスケ部キャプテンだったし、また頑張れば…良い、か…な、って、え?何?」
私は優真の腕に絡みつき、目を見て答えた。
「ちゃんと視界には入ってるよ。優真は大事な友達だもん!」
「あー、友達じゃダメなんだよね…。恋愛対象としてじゃなきゃ…」
「んー、考えとくね!」
「マジで?」
「うん…」
隣に居る優真の顔が真っ赤になっていて可愛い。
祥平への気持ちがなくなった訳ではないけれど…優真の本気の気持ちもちゃんと伝わってるよ。
ポップコーンみたいに祥平との今までの関係も弾けて変わってしまったけれど、優真への気持ちが新たに弾けそう。
優真と居ると自然体で楽しい。
キャラメルポップコーンみたいに甘く、まるでお姫様になったかのように優真は私を甘やかす。それがまた心地好い。
少しずつ、少しずつ、歩み寄ろう。
優真と一緒ならカラフルなポップコーンみたいに色とりどりなハッピーな毎日になりそうな予感────……
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