はぁはぁ。
「お前な俺から逃げられると思ったのかよ。」

くそ。こいつら無駄に運動神経いいから
結構体力持ってかれたな。

「いや。あの?先輩
授業でないんですか?」

そんなこと今どうでもいいんだわ。
てか倒れたやつが走るなよ。

「お前な倒れたばっかりなのに急にはしるなよな?
とりあえずここすわれ。」

空き教室に戻り椅子に座らせた。
「嫌かもだけど。腕見せろ。」

さすがにか諦めたの抵抗しなかった。

はっ?なんだよこれ。

「お前これ!」

「ぶつけただけです。」

嘘だぶつけただけでできる痣ではねー。

「お前もしかして他にも…。」

「あの!先輩さすがに私授業出ないとやばいんで戻ります!
ありがとうございました!!!」
ニコニコッ

「おい!」

あーくそ。
あいつ腕。本当にぶつけただけなのか?
だったら隠す必要があったのか?

あいつ。なんか隠してんのか?
いつもヘラヘラしてんのに?


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side奈津


「…奈津。」
うん?今誰かに呼ばれたような。

って先輩がなんでここに?
それより奈津って今呼んだ?