「言っとくがじぃちゃんとか思ったなら
俺もう戻るぞ?昨日は疲れてて早かっただけだからな?」
えーー嘘戻らないで!
「えっ!ちょっと待ってください。
戻らないでください。」
「お前…。戻らないでくださいってことは
じぃちゃんだって思ったってことか?」
ギャーーーー言葉ミスった!
なんで上手いこと嘘つけないかな。
「はぁー。お前腕大丈夫なのか?」
やっぱり昨日先輩気づいてたのか。
その話されないように昨日急いで逃げたのに
「大丈夫です!
あれは先輩の行動にビックリて
ぶつかったりしてないのにイタッって言ってしまっただけなので。」
「フゥッ…。本当に馬鹿だなお前」
えっ!笑った!先輩が笑った顔はじめてみた。
「なんだよ。
そのマヌケな顔もう戻るからなら。
そのマヌケな顔なんとかしろよな。
じゃーな」
なんか最初は嫌な顔するけど
怒るだけじゃなく普通に話してくれるようになってきたかも。
本当に嬉しい!!!
これで放課後も頑張れる。
「奈津ちゃん。
今日はまたマネージャーの仕事教えてもらってね!」
「わかりました。」

