〜side奈津

「最近こういうことできる回数減ってるから
ちゃんと理解してないかなと思ってわざわざきてやったんだから感謝してよね。」


いや感謝って…。


「毎回言ってますが。私が淳先輩が好きなのは先輩には関係ありません。
それに別れてほしいならなんで今まで告白したりしなかったんですか。」


「はっ?あんた先輩に向かってその言い方はないんじゃないの?」

だってそうじゃん!


「まぁいいわ。私が男紹介してあげるから淳とは別れなさい!」


なんでわざわざ紹介してもらわないと行けないわけ。


「ですから。私は別れるつもりなんて…。」


ウッ…。イッタ…。
「いい加減にしなさいよ!!」


ボコ。バコ。

イタイイタイ。でも先輩と別れるのはいや…。

「もう。私も限界なの!
これ以上いっても別れないなら本当にどうなってもしらないから。」


何が限界だよ。
結局自分が行動しなかっただけじゃん。
こんなことしてる暇あるなら
先輩に想い伝えればいいのに…。


キーンコーンカーンコーン

あっ。授業始まっちゃった…。
たまにはサボってもいいよね…。


今日は校舎裏じゃなくて中庭だったし