結構混んでるんだけどな〜。

「おい。」

あっ。先輩帰ってきた。
「ちょっと淳!おい。じゃないでしょ。
ちゃんと名前で呼んであげなよ。」


蒼汰さん…。忙しいのにそういうところは聞いてるのね。
でも私そこまで気にしてないから。


「先輩どこいってたんですか〜。」

「これ。履いてみろ。」


えっ?スニーカー…。
私靴のサイズいってないし…。
それにヒールでも全然大丈夫だったのに。

「いや。私ヒールで大丈夫です!」


「はっ?
そしたらこれ無駄になっちまうだろ?」


いや確かにそうなんだけどさ

「とりあえず履いてみろ。」

…。しょうがない履くだけ履こう。


「えっ!ピッタリ!すごい!なんで?」


「お前の靴擦れ見たときにサイズ確認した。」


あーそういうことか…。
流石だな!!


「あっ!いくらでしたこれ?」

流石にお金は払わないと…。

「いい。
これは俺が欲しくて買っただけだから」


えっ。でも。

「奈津ちゃん。ここはちゃんと受け取りな?
淳がわざわざ買ってきてくれたんだから」


まぁそうだよね…。断るのもわるいか。
先輩の誕生日なのに私が貰ってどうするんまよ〜もぉ〜