大好きになりました。〜憧れと優しさ〜


「おい!お前その傷なんだよ。
てか背中。」


てかなんでこんなときまでヘラヘラしてんだよ。
手当しようとしたら逃げるし
バスケでできた傷だ?
バスケであんな傷できるわけねーだろうが。

あんなのイジメ意外ないだろ。

背中のもそうなのか聞いたら。

過去の話をしだした。

こいつにこんな辛い過去があったなんて知りもしないで。
俺今までこいつにどんだけ酷いこといった?
どんなに謝っても足りねーぐらい辛い思いさせたよた?
それなのにヘラヘラ笑顔で。
どんだけこいつはがまんしてたんだよ。




「先輩これで最後にします。
本当は先輩の誕生日とか一緒に祝いたかったけど…。

先輩。本当本当に大好きです。」


はっ?なんだよ最後って
勝手に最後にするなし。
俺はやっと自分の気持ちに気づいたらばっかりなのによ。

そう思ったら気づいたら声出ていた。

それでも理解しないこいつは本当にアホだと思った。

だから今度は分かるようにいった。

「………
俺と付き合え。」

それでもアイツは夢?という。
どれだけバカなんだろうか。

でもそんなところが可愛いと思ったおれはもっとバカだと思う。
というかこいつを好きになった時点で俺も馬鹿だ。