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私はついさっきに終わったゲームにため息を吐き落ち込んでいた。


始まりがあれば終わるのが普通だ。


特にこういったゲームならば特に、終わりは突然きても仕方ない。


そんな落ち込んでる私の下に電話が鳴る。


発信者は、ソレア。


こんな名前だが外国人という訳ではない。この名前はゲームの中で使っている名前である。


引きこもりと言っても、全く知り合いがいないという訳ではない。


別にVRゲーム歴が長い訳でもないけど。


ピッ
「………もしもし………何、ソレア……」
『どしたの?めっちゃテンション下がってるじゃん!』
「やってたゲームが終わってた……」
『ああー、それは悲しいよねー』


まるで一言である。


『なら今は暇なんだよね?』
「…そうだけど…」
『じゃあゲームやろう!新しい』
「今とてもそんな気分じゃ…」


人の話を聞いているのだろうか?


『ゲームの事はゲームの中でしか解決出来ないよ。私も手伝うからさ!』
「……なんのゲーム?」
『そうこなくちゃ!ロスト・ファンタジアっていうVRMMOゲームだよ!』
「最近よくCMで流れてるアレだよね?」
『それだよ。マレイもやってるよ!』
「そうなんだ」
『うん!それでね、それでね!──…』


それからはソレアの個人的なゲームプレイの話ばかりだった。


マレイは相変わらず対人戦を中心に楽しんでるらしい。


重要なNPCなんかは、かなりかっこよく作り込まれていてしかも強いとか。


まあ色々聞いた結果、AIが凄いってのが売りのゲームらしい。あと多少の運営の悪ふざけもある。


そんなこんなでロスト・ファンタジアというVRMMOゲームを購入した。