お兄ちゃんとお寿司屋さんでたくさんたくさん、学校のこととか、バイトの話しとか、友達の笑い話とか、本当にたくさん話した。うん、満足。


「お兄ちゃん、プレゼントなんだけどさあ」
予め、お兄ちゃんには当日に希望するプレゼントがほしいと言ってた。お兄ちゃんはごくりと生唾を飲む。やだ、そんなに高いものじゃないから身構えなくて大丈夫よ。



「俺に買えそうなものだったらなんでもいいよ」

「あのね、お兄ちゃん」