「あんたもさ、」 「んー?」 「なんで塩崎なんか好きになるわけ?」 親友の真帆は毎日のように聞いてくる。 「だからー!優しくて面白くて真面目で!いい人なんだよ〜」 「そんなのどこにでもいるよ?」 「はあ…分かってないなあ」 「何がよ?」 「男の人はさ、歳を取れば取るほど魅力が増すの!」 「…え、そうかな」 「そうだよ!塩崎先生の色気すごいでしょ?