『俺、美亜に言われて気づいたんだけどさ、明らかな弱点があるんだ』

「なに?急に」

『それは何でしょーか?』

え…なに?急に…
う~ん…なんだろう…

「猫に弱い。暑いのも寒いのも苦手。意外と短気。あとは、」

『…やめろ。傷ついただろーが!』

「え?違うかぁ…」

当たり前だろ!とキレつつ(やっぱり短気じゃん)、君はため息をついた。



『だから…心咲、お前だよ』