「んんっ……」

ジェファーソンがベッドの上にそっとユキナを下ろすと、ずっと眠っていたユキナは目を覚ましたようだ。

「ジェファーソン……?」

「ユキナ、もうとりあえず今日は寝ろ。俺はシャワーを浴びてソファで寝るからな」

ユキナにそう言いベッドから離れようとしたジェファーソンだったが、「ダメ!」とユキナに素早くその手を掴まれる。

「一緒に寝て……?寂しい……」

泣きそうな声でユキナは言い、ジェファーソンの腕を引っ張る。

「ユキナ……」

前にユキナに触れられた時もそうだった。結局抗えず、ユキナの好きなように触れられていた。ジェファーソンはユキナに抵抗できない。今も、ユキナの隣に横になっている。

「えへへ。嬉しい!」

ユキナはそう言い、ジェファーソンに抱きつく。そしてまた夢の世界へと入ってしまったようだ。隣からは、ユキナの寝息が聞こえてくる。

横を見れば、可愛いとジェファーソンも思うほどの表情でユキナは眠っている。ジェファーソンでなければ、確実に襲われていただろう。