最後のプレゼント






オレの脚を繋いでいた鎖は千切れ、



弱っていた筈の両足が力強く地に着いた。





「さぁ、行ってくださいな。

龍神様は、自由になるべきなのです。

鳥籠の中の鳥のようにある必要など、ありませんもの。


ほら、貴方には。その力強い脚があるじゃないですか」