「あっ!先輩。こんにちは。」
泉くんが私の存在に気づいて顔を上げる。
「こんにちは!泉くん。来るの早いねー。てっきり私が1番だと思ってたんだけど。」
1番も何も前まで実質私しか部活に来ていなかったからそれが当たり前だったんだけど。
でも、先に人がいるっていうのなんか新鮮でいいなぁ。
「そりゃそうですよ。先輩。先輩が1番だったらこの部屋の鍵空いてないでしょ。」
相変わらずの王子様スマイルで泉くんがいう。
でも、あれ?な、なんか今言葉がとげとげしかったような…。
「あ、そうだねー。そう言われたら確かにそうだ。」
ヘラヘラっと笑って泉くんにいう。
「先輩って抜けてそうですもんね。」
抜けてそう?今のは完全に私をバカにしてたよね。
