本館の多用室つまり部室に私はいつも以上に軽い足取りで向かっていた。
なんと言っても今日は後輩くんが来る日!!
そして私は先輩としていろいろ彼にいろいろと教えなくてはいけない。
なんたって先輩だから!(大事なことなので二回言いました。)
今日は遅れて真希も来てくれるみたい。
真希にも私がちゃんと先輩してるとこを見せてあげよう!
真希はいっつも私に小春って後輩になめられそうだよねって言ってくるし。
真希のことぎゃふんと言わせてやるー!
そんな固い意志を持って私は部室のドアを開けた。
私が一番乗りっ!って思ったんだけど、そこにはもう泉くんが優雅に読書をして座っていた。